なので、色を付ける条件式は別途計算式を入力するセルを設けて、色を付ける書式はそのセルの値によって色の有無を設定するようにしました。
こんな感じで、右側に計算式を入力するセルを配置しました。
この計算エリアは、“列G”〜“列L”の条件付き書式を設定する列に“列M”〜“列R”を対応させて、計算エリアのセルの値が“1”になった時、“列G”〜“列L”のセルがピンク色になるように書式設定をします。
で、計算エリアのセルを“1”にする条件は、
各工程に入力された日付の値(シリアル値)がその右側に入力されているセルの値より小さい時は“0”、大きい時は“1”を入力するようにします。
つまり、入力されている日付右側にそれより後の日付の入力がない時(つまり、空欄を意味しています)ピンク色になるようにします。
“列M”には
“=IF(SUM(H4:L4)-G4>=0,0,1)”
列Gの右側のセルの値の合計から列Gの値を引いた結果が0以上の時(右側に日付の入力がある時)“0”、そうでない時(右側に日付の入力がない時)“1”
と入力します。
同様に“列N”には
“=IF(SUM(I4:L4)-H4>=0,0,1)”
列Hの右側のセルの値の合計から列Gの値を引いた結果が0以上の時(右側に日付の入力がある時)“0”、そうでない時(右側に日付の入力がない時)“1”
と入力します。
列O〜Qも同様に式を入力します。
“列R”には“完成日”に入力があった時、その日が今日の時に“1”今日以外だったら“0”を入力するようにします。
“=IF([@完成]=TODAY(),1,0)”と入力します。
以上で、計算エリアの式の入力は完了です。
ちなみに、こんな計算結果になっています。
では、この計算結果が“1”になった時にセルをピンク色にする条件付き書式を設定していきます。
1列ずつ設定していきます。
まず、“列G”の範囲を選択して「スタイル」の「条件付き書式」から「新しいルール」を選択します。
数式に、
“=$M4=1”(列Mが“1”の場合)
書式はセルをピンクで塗り潰しにします。
次は“列H”を選択して
数式に、
“=$N4=1”(列Nが“1”の場合)
書式はセルをピンクで塗り潰しにします。
後は同様にして、“列L”まで設定します。
と、このように対応する計算エリアのセルが“1”になっている工程がピンクに色が付いています。
前回と結果は同じですが、書式設定の計算式を複雑にしてしまうとどんな計算式にしたのか後から確認するのも面倒だし、式のコピペも出来ないし、編集も面倒だし、、、と言うことでこっちの方が絶対いいです!
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