それぞれのルールの優先順位の設定で表示される書式が変わってきます。
前回、“列C”の値より“列B”の値が大きい場合に“列B”のセルを赤くする条件付き書式を設定しました。
今度はそこに、但し書きを追加してみようと思います。
こんなんです「但し、“列C”の値が“1”の場合は“列B”の値に関わらず“列B”のセルは赤くしない」みたいな、、、つまり、“列C”が“1”だったら、“列B”は赤くならないってことです。
では早速、書式設定する“列B”の範囲を選択します。
メニューから「ホーム」、「スタイル」、「条件付き書式」から「新しいルール」を選択し「新しい書式ルール」の画面を開きます。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、
数式を“=$C3=1”(C3が1の時)と入力します。
「書式」は「塗りつぶし」を「色なし」にします。
と、このように“列C”が“1”のところは、“列B”の“5”が“1”より大きいのにも関わらずセルが赤くなっていません。
「ルールの管理」を見てみましょう。
と、「色なし」のルールが上になっています。
“ルール(表示順で適用)”と書かれています。
この上の「色なし」のルールを選択して▼を押して表示順を下げてみたらどうなるでしょうか?
と、このように下に下がりました。
するとこのようになりました。
“列C”が“1”で「色なし」のルールが適用された後に、「赤」のルールが適用され、セルは赤く表示されました。
このように、同じセルに複数の条件付き書式が設定された場合はそのルールが適用される順位で表示結果が変わります。
思うような表示されない場合は「ルールの管理」を見て、順位が間違っていないか確認してみましょう!
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ラベル:条件付き書式