前回は、Excelのピボットテーブルでデータソース(元データ)の範囲を変更してする方法を説明しましたが、今回はデータソースを"テーブル"に設定することで、データが増えても、いちいち範囲を広げなくてもいい楽チンな方法を説明します!
例えば、ピボットテーブルのデータソースとしてこんな日付毎のデータがあります。
テーブルに設定しない時の問題点
普通やりかたで、データソースを設定したこんなピボットテーブルが出来ています。
「データソースの変更」を選択してみると、この様な範囲指定になっています。
ここで、データソースの9行目に4月6日のデータが追加されました。
もう一度、「データソースの変更」を選択してみると、、、
追加した4月6日のデータはデータソースの範囲から外れています。
で、範囲を9行目までに編集します。
と、ピボットテーブルが更新されて4月6日のデータも集計されました。
毎日データが増える度にいちいちこんなことをするのは面倒なので、予め範囲を広く設定したりすることもあります。
すると、ピボットテーブルに"(空白)"というアイテムが表示されてしまいます。
また、この方法でもいずれ範囲を広げてやる必要がありますし、範囲から外れているのを忘れてしまうこともあります。
テーブルを設定する方法
そこで、そんな問題を解決するのが"テーブル"を使用する方法です。
まず、データソースの中にカーソルを置いて「挿入」から「テーブル」を選択します。
「テーブルの作成」画面が開きます。
このまま「OK」します。
すると、テーブルに設定されたデータは予め用意されていたデザインが設定されました。
ここで、「テーブルツール」の「デザイン」を開いて、左端の"テーブル名"を確認しておきます。(ここで、変えることも出来ます)
んで、ピボットテーブルに戻って、「データソースの変更」で、範囲の欄に"テーブル1"と入力します。
データソースの10行目に4月7日のデータを追加して、
ピボットテーブルを「更新」すると、
4月7日のデータ集計されました。
また、D列に新たなフィールドを追加しても、
ピボットテーブルを「更新」すると、"フィールドリスト"に追加されて、
こんな、クロス集計が出来るようになります。
これで、データソースのデータが増えていっても、データソースの範囲設定を気にしないでピボットテーブルを更新していくことが出来るようになりました!!
今回は、範囲指定で作られたピボットテーブルのデータソースを後から「テーブル」に変更しましたが、ピボットテーブルを作る前にデータソースにするデータをテーブルに設定しておくと、ピボットテーブルを作る時のデータソースは自動的にテーブル名が入ります。
バックナンバー
データソース(元データ)の範囲を変える
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