ISODD関数、またはISEVEN関数を使用します。
奇数は英語で“odd number”と言って、2で割り切れない整数のこと。
偶数は英語で“even number”と言って、2で割り切れる整数のことを言います。
Excelでは、
ISODD関数で奇数だったら“TRUE”、偶数だったら“FALSE”を表示し、
ISEVEN関数で奇数だったら“FALSE”、偶数だったら“TRUE”を表示します。
最初に“0”〜“10”を“ISODD関数”で奇数か偶数か求めてみます。
「数式」「その他の関数」「情報」から「ISODD」を選択します。
数値:調べる数値か数値を入力したセルを指定します。
こんな式が入力されました。
全てにセルにコピーするとこんなふうになりました。
次に、隣に“ISEVEN関数”で偶数かどうかを調べてみましょう。
「数式」「その他の関数」「情報」から「ISEVEN」を選択します。
ISODDと同じように数値を指定し、こんな式が入力されます。
これをコピーすると、“ISODD”の結果とは逆に“TRUE”と“FALSE”が表示されました。
んで、奇数と偶数の定義が「2で割り切れるかどうか」ということであれば、実際に2で割った時に割り切れる(余りが“0”)か、割り切れない(余りが“1”)かを求めれば良いということですよね。
ほんじゃ、MOD関数を使って2で割った時の余りを求めてみましょう。
「数式」「数学/三角」から「MOD」を選択します。
数値:調べる数値か数値を入力したセルを指定します。
除数:割る数“2”を指定します
こんな式が入力されます。
これをコピーすると、
となって、割り切れない(余りが“1”)が奇数になっているのが分かります。
それから、奇数、偶数とは“整数”であることが前提なのですが、、
小数だったらどうなるんでしょーか!?
ということで、数値に小数を入れてみた。
と、このように“1”未満は偶数になった。
実はこれ“ISODD関数”、“ISEVEN関数”では小数点以下は全て切り下げられて処理されるようになっているからなんです。
つまり、“1”未満の小数は全て“0”とみなされてしまうのです。。
それから、ここでは説明のために「数式」の「関数ライブラリ」から関数を選択しましたが、あらかじめ関数が分かっている場合は式を入力するセルに直接“=IS***()”と入力します。
“=I”と入力すると推定機能が働いて“I”で始まる関数が表示されるのでそこ から選択することができます。
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