GESTEP(ジーイーステップ)関数を使用します。
英語では “Greater than or Equal to STEP”
“Greater than or equal”とは“以上”と言う意味です。
しきい値(閾値)という言葉がでてくるのですが、別に意識する必要は無くて、単純に指定した値と比較して以上だったら、“1”、そうでなかったら(未満だったら)“0”を表示する関数です。
なので、その結果を合計すれば、指定した値以上のデータの個数を求めることができます。
IF関数でも同じことができますが、件数を数えたりする場合は“1”を表示してくれるGESTEP関数の方が便利ですね。
例えば、検査データの集計表があって、値が“50以上”かどうかを調べてその件数を求めてみましょう。
「数式」「その他の関数」「エンジニアリング」から「GESTEP」を選択します。
数値:判定する数値または数値が入力されているセルを指定します
しきい値:以上かどうかを判定させる数値か、数値が入力されているセルを指定します。
ここでは、“50”はセル“B54”に入力されているので、絶対参照で「F4」キーを押して“$”マークを付けてあげます。
で、このセルの式をデータ50まで貼り付けます。
すると、検査データの値が50以上のデータに“1”が表示され、最後のSUM関数の合計値が“39”となりました。
それから、ここでは説明のために「数式」の「関数ライブラリ」から関数を選択しましたが、あらかじめ関数が分かっている場合は式を入力するセルに直接“=GESTEP()”と入力します。
“=G”と入力すると推定機能が働いて“G”で始まる関数が表示されるのでそこから選択することができます。
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