KURT関数を使用します。
尖度と言うのは“歪度(わいど)”と共に分布が、正規分布かどうかを判断する目安に用いられます(あくまで目安です)
グラフの尖り具合を表すのですが、むしろ裾の形の厚さというか、“裾の重み”と言われる場合もあります。尖度が大きいと尖ったグラフつまり中心部分が高く裾が薄くて狭いグラフになって、尖度が小さいとなだらかな高さが低く裾が厚くて広いグラフになります。この尖度が“0”ならば、正規分布である目安にまります。統計学的な定義のしかたによって“3”が正規分布になる尖度もありますが、Excelの場合は“0”です。
まず、こんな製品の検査データのテーブル(表)があります。
データの尖度を求めてみましょう。
「数式」「その他の関数」「統計」から「KURT」を選択します。
数値1:尖度を求めるデータ範囲
数値の入力は255箇所まで指定できますが、この場合は1か所の範囲でOKです。
「OK」で尖度が求められました。
尖度が1.33で0より大きいので正規分布より尖った分布であることがわかります。
実際にこの分布のヒストグラムをみると、
となっていて、確かに尖っている。。。かな?
ちなみに"KURT関数"の式です。
それから、ここでは説明のために「数式」の「関数ライブラリ」から関数を選択しましたが、あらかじめ関数が分かっている場合は式を入力するセルに直接“=KURT()”と入力します。
“=K”と入力すると推定機能が働いて“K”で始まる関数が表示されるのでそこから選択することができます。
関連ページ
歪度を求める / SKEW
正規分布についてまとめてみた
歪度と尖度
ピボットテーブルでヒストグラムを作ってみた
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